急告:国家大剧院2008新年音乐会に小澤征爾登場

昨日から「急告」連発だなぁ。

今、某所から入った情報です。来る大晦日と元旦、北京で開催される「国家大剧院2008新年音乐会」を、小澤征爾氏が指揮することが急遽決定したそうです。以下。
http://www.nationalgrandtheater.com/n16/n1062/n1093/n3695/337398.html
ちょうちんとか、胡弓のジャンとか出るみたい。演目をコピーすると、以下。

演出曲目:
  1.序曲---地狱里的奥菲斯 奥芬巴赫曲
  2.引子与回旋随想曲 圣桑曲
    小提琴演奏:瓦第•列宾   
  3.寂静(寂静的森林), 作品182 德沃夏克曲
    大提琴演奏:赵静  
  4.乐队与管风琴作品 叶小纲曲
    管风琴演奏:沈凡秀
  5.“哦,我亲爱的babbino” 选自普契尼的《强尼•史基基》
    女高音演唱:凯瑟琳•芭托
  6.“哈利路亚”选自莫扎特的《欢乐颂》
    女高音演唱:凯瑟琳•芭托
  7.“天堂是个美丽的地方”由大提琴和竖琴伴奏的黑人圣歌
    女高音演唱:凯瑟琳•芭托
  8.十里墩山歌
  9.二泉映月
    二胡演奏:姜建华
  10.合唱幻想曲,作品80 贝多芬曲
    钢琴演奏:郎朗

うううん、最初の曲はオッフェンバックの「地獄のオルフェウス」序曲みたいだな、ちょうちんがドヴォルザークの「森の静けさ」をやるんだろうなぁ、ジャンはお得意の曲で、最後はラン・ランの独奏でベートーヴェンの合唱幻想曲か…くらいしか判らんね。

んで、その音楽雑誌は、誰か取材に行きそうな奴を慌てて探している、ということ。正に小生のような機動力を期待された仕事なんだけど、残念ながら小生は12月30日に大阪フェスティバルホールで大植えーちゃんが日本で初めて振る第九を聴き、1月2日午後の便でニューヨークに向かうので、流石にちょっと無理。まあ、関空から朝一で北京に行って、2日の朝の便で成田に戻ってそのまま夕方のニューアーク便に乗り継ぐ、という手はないではないが、一応、こんな反社会的な日々を過ごしているあたくしめでも、正月くらいは嫁さんの実家家族と過ごし、自分の実家に顔を出し(幸いにも成田に行く途中)、くらいのことをしないと人非人と罵倒されかねん。なんせ、去年は12月31日にみどりバンド同行取材でヴェトナムから戻ってくるという突拍子もない日程で、嫁の実家の方に顔を出してないもんで(みどりバンドの今年のカンボジア・ツアー、なんかいろいろ大変みたい、みんなちゃんと帰ってきてね)。

ちゅーわけで、なんだかしらんが、ともかく北京近辺に在住の方は、こんな演奏会があるぞ、というお知らせでした。それにしても、相変わらずギリギリまで決まらん国だなぁ。

そうそう、昨日の急告の結果ですけど、現地にいたNJP広報さんに拠れば、
「聖響からハーディングに代わった、というアナウンスが流れても客席は「ふーん」という感じで、若干の聖響ファンから「えー!ウソー!」という反応があったぐらいで、大きな混乱はなかったですね。(NJP広報氏)」
とのことです。ふーん。

この記事へのコメント

  • すみこ

    小沢さん今パリバスティーユでタンホイザー振っていらっしゃいますよ。裏方さんのストの
    為予定された演出はできないようだけど。27、30日はPierre Valleという人が振るのは
    北京に行かれるからなんですね。やくぺん先生と同じくらい飛び回っていらっしゃる。。。
    2007年12月14日 17:12
  • sakag510

    凯瑟琳•芭托 てメトロポリタンオペラを干されて、最近名前すら聞かなかったんですが、まだ現役なんですね
    2007年12月14日 18:18
  • Yakupen

    すみこさま、やっぱりロバート・カーセンの「タンホイザー」はダメでしたか。あれは合唱団大変ですから、ストなんぞやっとったらどーしよーもないだろうと思っていましたけど。残念ですねぇ、パリの人たちのためにも。あの演出はいわゆる「強引な設定変更」タイプでは珍しく力業で成功した例だったんですけど。

    sakag510さま、なるほど、その方なんですね。恐らくアフリカン・アメリカンの方だろうなぁ、とは曲を眺めていて判るし、そうなるとどっちかで、ひとりは「女高音歌唱」じゃあないし。まあ、「芸術は短く、人生は長し」ですし、歌手はどうだか知らないけど、小生の普段見ている器楽奏者では、メディアの注目を浴びなくなってもなんら変わらずにやってる人はいくらでもいますから、いろんな人生があるんでしょう。勝手な推察をすれば、オリンピックということで、人間族のいろんな類を並べて新年おめでとうをしたかった、のかしら。
    2007年12月14日 22:14
  • 南八尾電車区

    こんにちは、お久しぶりです。
     今更・・・と言われても仕方ないのですが、小澤征爾の指揮による今年の年明けに行われた「北京新年音楽会」の中で取り上げられたベートーヴェン『合唱幻想曲』に関する記事を書かせてもらい、その過程で今回の記事を参照させて貰いましたので、TBいたしました。

     『YouTube』にアップされているライヴ収録映像を通じて聴いてみたのですが、大地に踏ん張るかのようなしっかりとした演奏で(小澤氏の足音と思われる音も聞こえていたような…)、聴き応え十分な演奏のように感じましたよ。

     今、小澤氏は腰を痛めているみたいで(椎間板ヘルニア)、しっかりと治療をして、ファンの前に元気な姿を見せてほしいと願っています。
    2008年06月07日 17:14

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